冬の赤ちゃん、なかなか寝ない原因は「お布団の冷え」かも?

11月に入り、ぐっと寒くなってきましたね。

気温の低下とともに増えてくるのが、【赤ちゃんが寝ない】というお悩みです。

おむつを替えて、授乳も終わって、ウトウト…。

「やっと寝た〜!」と布団におろした瞬間──

うえ〜ん💦

…なんてこと、ありませんか?

よく「背中スイッチ」と言われますが、生後まもない赤ちゃんの場合、それだけが原因とは限りません。

授乳中、赤ちゃんのお布団をめくったままにしていませんか?

その間に布団が冷えてしまい、寝かせた後にその冷たさが体に伝わって「うえ〜ん」となるケースが多いんです。

とくに冬は室温が下がりやすく、赤ちゃんの眠りが浅くなることもあります。

赤ちゃんはママのお腹の中という“あたたかい世界”で過ごしてきました。

だから、冷たい環境はちょっと苦手なんです。

ママも冷えた布団に入ったとき、なかなか眠れないことがありますよね。

それと同じことが、授乳後に寝かせた赤ちゃんの体で起きているのかもしれません。

目次

お布団の工夫で快適に

お使いのベビー布団はどんな素材でしょうか?

なかには、素材的に冷えやすいことがあります。

お布団を触ってみて「冷たいな」と感じたら、寝具の断熱を見直してみましょう。

たとえば、寝具の下に断熱素材(銀マット・ジョイントマット・コルクマットなど)を敷くのもおすすめです。

ただし、断熱素材を使うと湿気がこもることがあるため、日中に天日干しなどで湿気を逃がしてあげてくださいね☀️

どうしても冷えが気になる場合は、授乳中など赤ちゃんが布団から離れている間に電気アンカで布団を温めておくのも◎

ただし!寝かせるときには必ずアンカを取り除いてください⚠️

温めすぎにも注意が必要です!

冷えを防ごうとして、温めすぎはNGです。

赤ちゃんは体温調整が未熟なため、温めすぎると体温が上がりすぎて無呼吸発作を起こすこともあります。

電気アンカは「赤ちゃんが布団にいないときだけ」使うのがポイント。

また、授乳中にはお布団を閉じておくことで冷えを防げます。

使い終わったアンカはママの冷え対策にも便利ですが、接触による低温やけどには気をつけましょう。

まとめ

  • 冬の赤ちゃんが寝ない原因のひとつは“お布団の冷え”
  • 授乳中に布団を閉じておく
  • 冷たい布団はあらかじめ軽く温める
  • 温めすぎ・アンカのつけっぱなしはNG!
  • 寝具の下に断熱素材を敷くのも◎
  • ママが使うときは低温やけどに要注意!

ちょっとした工夫で、赤ちゃんの「ぐっすり時間」がグンと増えます。
冷えを防いで、あたたかく快適な冬を過ごしてくださいね🐻‍❄️💤

この記事を書いた人

大学病院系総合病院をはじめ、地域周産期センターや助産院などで勤務経験を積み、現在はクリニック・助産院・助産師専門学校で活動しています。

女性やママ、学生たちと関わる中で感じるのは、「情報が多すぎて、正解がわからない」という声。

このブログでは、助産師の視点から妊娠・出産・産後・乳幼児の子育てを中心に、日々の気づきや、現場で役立つヒントを発信しています。

気持ちはゆるく、でも本質的に。
あなたが“自分で選べる力”を育てられるように──。
そんな願いを込めて、暮らしの中の小さな気づきを綴っています🐻‍❄️

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